冬瓜はトロトロの「参鶏湯(サムゲタン)風スープ」で大量消費!夏バテやむくみ解消も【沼津りえの季節の手仕事#21】
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季節の移ろいを感じながら、作る過程を楽しみたい「季節の手仕事」。旬の恵みを存分に味わう逸品を料理研究家・沼津りえさんが丁寧に解説します。 【写真8枚】「冬瓜の参鶏湯(サムゲタン)風」スープの作り方を写真で見る。切って煮るだけと簡単調理!冬瓜の大量消費にも 今回は、夏の大物野菜「冬瓜」を滋味深い参鶏湯風に仕上げます。水分の多い冬瓜は夏のむくみ解消にもおすすめ。丁寧に煮込んで作るトロトロの冬瓜ががゴロっと入ったスープは、体にスッと染み込んで夏の疲れた体を癒してくれます。
食材を切って煮るだけで滋養スープが完成!
夏になるとスーパーに並んだり、家庭菜園で収穫したり、この時期、よく目にする冬瓜。筆者も実家に帰省すると丸ごと1個もらうのですが、大きいし、食べ方もだしで煮るだけとマンネリしがちで、なかなか消費するのが難しい……。 そこで沼津さんが教えてくれたのが冬瓜の参鶏湯風スープ。厳しい残暑で夏の疲れが出始めるこの時期に、ぜひ味わいたい一品です。 「冬瓜は夏に収穫しますが、冬まで長持ちするので冬瓜というそう。浅漬け、スープ、煮物、サラダなど、食べ方はいろいろですが、今回はにんにくやしょうがをたっぷり使った参鶏湯風のスープにします。 冬瓜は水分が多いので、体を冷やしたり、むくみをとったりする効果が期待できます。塩は鶏肉の下ごしらえで使うだけ。野菜と鶏のだしがたっぷり溶け込んだスープは、夏の疲れた体を整えてくれます。 煮込みすぎると具材が煮崩れてスープが濁ってしまうので、途中で保温調理に切り替えるのがポイント。鍋をバスタオルで巻いて置いておくだけなので、ガス代の節約にもなりますよ」(以下「」内、沼津さん) これは冬瓜の新しい食べ方発見! 早速、作り方をチェックしてみましょう。
【材料】(4~6人分)
冬瓜・・・300g(正味) 長ねぎ・・・1/2本 玉ねぎ・・・1/2個 鶏もも肉・・・1枚(300g) 鶏手羽元・・・6本 しょうが(薄切り)・・・2切れ 粗挽き黒こしょう・・・適量 塩・・・大さじ1/2 にんにく・・・2片 水・・・1L 雑穀・・・50g