4位でゴールし、チームメートに出迎えられる駒大・山川拓馬＝神奈川県箱根町（撮影・佐藤徳昭）

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路（2日、東京・大手町－神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場＝107．5キロ）青学大が5時間20分1秒で2年連続7度目の往路優勝を果たした。3日の復路に総合2連覇が懸かる。中大が1分47秒差の2位で続き、早大が3位。2年ぶりの総合優勝を目指す駒大は4位、大学駅伝3冠に挑む国学院大は6位だった。 2年ぶりの総合優勝を目指す駒大は、青学大と3分16秒差の4位に終わった。就任2年目の藤田敦史監督は「やっぱり先頭との差をすごく大事にしていた。ちょっと、離れすぎてしまったなというところはある」と冷静に振り返った。 1区こそ2位で出たものの、2区で主将の篠原倖太朗（4年）が区間新をマークした3人に後れを取り、区間4位で5位に後退。その後も順位を一つ上げるのが精いっぱいだった。5区には当日変更で山川拓馬（3年）を配置。1年生だった2年前に往路優勝のゴールテープを切っており、経験をかわれたが、ペースが上がらず。大八木弘明総監督も「3番以内に入りたかったのが、正直なところ」と肩を落とした。 青学大の総合連覇を阻止すべく、復路で逆転を狙う。2日は温存したエース格の佐藤圭汰（3年）は7区での起用が濃厚。藤田監督は「うちとしては、もうこれだけタイム差がついてしまった。6区で少しでも前と詰める走りをしたい。その後には、しっかりゲームチェンジできる佐藤圭汰を残していますから」と期待を寄せた。