【みやこS】前走重賞組よりOP組が活躍傾向 好相性レースから参戦のアウトレンジを高評価
前走OP組の好走目立つレース
2024年11月3日に京都競馬場で行われる第14回みやこS。JBCとほぼ同時期に行われることもあり、一線級の参戦が難しいレースでもある。その一方で、2016年1着馬アポロケンタッキー(同年の東京大賞典勝ち)、2021年1着馬メイショウハリオ(のちに帝王賞連覇)など、ここをきっかけとして一流へと成長する馬が多数出現している。 【アルゼンチン共和国杯2024 推奨馬】末脚の破壊力はメンバーNo.1! 左回りは複勝率85.7%で絶好の舞台(SPAIA) 出世レースとも言えるみやこSにはどのような傾向があるのか。今回は休止だった2018年を除く、過去10回(2013~2023年)の成績を基にして調べていく。 ☆所属 美浦所属の出走馬は24頭だけ。うち、連対したのは3頭(1着1回、2着2回)。加えて勝率4.2%は栗東所属の同7.3%と比べ、少し見劣る。また、現在5年連続で栗東所属馬が1、2着を独占中だ。 ☆性別 牝馬の出走は6頭だけ。2021年プリティーチャンスの4着が最高着順となっている。 ☆年齢 勝ち馬が出ているのは、3歳から6歳馬まで。勝ち馬を最も出しているのは5勝をあげる4歳馬で、ほかの世代に比べて勝率の高さも目立っている。また7歳以上で連対したのは、2019年の2着馬キングズガード(8歳)だけだ。 ☆前走クラス 最も連対馬が出ているのは、前走OPクラス。その成績は【6-5-2-34】。勝率、連対率、複勝率でもトップで、この組が中心と考えていい。ただし、このうちリステッドだと【0-0-0-6】で、馬券に絡んだ馬は出ていない。 ☆出走馬の主な前走 上述したOPクラスのなかでも、前走ラジオ日本賞組が【1-1-2-1】となっており、注目の前哨戦といっていいだろう。ほか、連対馬を5頭出している太秦S、4頭を出しているブラジルCも優秀なステップレースとなっている。 ちなみに太秦Sは今年開催がなく、大阪スポーツ杯が同時期同条件で施行された。またブラジルCからの参戦予定馬はいなかった。 ☆主な前走着順 前走で掲示板に載った1~5着馬を比較すると、まず勝ち馬が出ているのは4着以内まで。このうち、勝率と連対率が最も良いのは前走2着。複勝率が高いのは同3着となっている。 ☆その他 気になったデータを2つピックアップする。まず前走人気。1番人気に支持されていた馬が【7-2-1-20】と結果が出ている。もう一つは前走馬体重で、前走480kg以下は【0-5-3-30】と勝ち馬がいなかった。