「マグネシウム」が足りていれば代謝も上がる!9つの健康効果を解説
マグネシウムが不足すると?
マグネシウムは筋弛緩や血流を改善する働きがあるため、マグネシウムの不足によって生理痛や緊張性頭痛の悪化から筋肉疲労、便秘まで、あらゆる症状が現れることも。さらにマグネシウムは血糖値を調節したり、神経系を沈静させる働きもあり、欠乏状態に陥ると、大抵の場合はそれが甘いものに対する欲求の引き金となり、不安症や不眠症、抑うつ感につながる恐れもある。 また、マグネシウムが不足すると骨の形成に影響が出るほか、不整脈や虚血性心疾患、高血圧、筋肉のけいれんを引き起こす。ただし、1日に350mg以上(成人女性の場合)の量を摂取すると、下痢を起こしやすくなることもわかっている。 マグネシウムには、大さじ1当たり500mgのマグネシア乳(酸化マグネシウム)が含まれている。マグネシア乳とは、下剤にも使用されている化合物のこと。吐き気や嘔吐などの症状が現れることもある。 女性が1日に必要なマグネシウムの量は、18歳から29歳で270mg、30歳から64歳までが290mg、65歳から74歳が280mg(男性は340~370mg)。 マグネシウム豊富な食材を日常的に摂取することでカバーすることは可能だが、不安がある場合にはミネラルウォーターやエプソムソルトの入浴剤を使用したり、サプリメントで補うのもひとつの方法。