「日本一出産にやさしい地域をつくる」 無料の子ども服交換イベント 広がる地域の輪
甲府市の女性が中心となって立ち上げた団体の、子ども服を無料で交換するイベントが広がりをみせています。 この団体は日本一、出産にやさしい地域づくりを目指しています。 【写真を見る】「日本一出産にやさしい地域をつくる」 無料の子ども服交換イベント 広がる地域の輪 山梨県昭和町にある家具店の一角。 ここには成長して着ることができなくなった子ども服の回収ボックスが設置されています。 ー何やってるんですか? 「(11月)17日にイベントがあり、事前回収の洋服を集めて検品をするところ」 「B級品は机に広げて、OKなものは袋に戻して数を数えて」 服の仕分け作業をしているのは自己決定型支援団体puuSのメンバーです。 4年前に活動をスタートし、出産や子育て環境の向上などに取り組んでいます。 メインの活動は2、3か月に1度開く子どもの服の無料交換会です。 10着まで持ち込むことができ、持ち込みと同じ数の服を無料で交換することができます。最近はリピーターを中心に約200人が集まるイベントに成長しました。 服は当日持ち込むことも可能ですが、事前に回収することで当日に検品する手間を省くことができ、企業や団体に回収ボックスの設置を依頼しています。 puuSのメンバー: 「シミや毛玉がないかを確認。使用感があって色あせているものはB級品に回す」 puuS代表 仲井恵さん: 「B級品は定期的に一袋300円の詰め放題で販売する」 この団体は甲府市に住む仲井恵さんが中心となって設立しました。 puuS代表 仲井恵さん: 「子どもたちが自分で選ぶ機会をつくることを大事にしている。活動の軸は自己決定できる人を増やしていきたい」 「選択肢の中から、これを決めたという経験をすることが、自己肯定感を高めるのに大事。親も子どもたちの様子を見て自分で選ぶことは大事と気付いてもらえる」 前回のイベントから、子どもたちが作ったアクセサリーなどを自ら販売する『子どものバザール』というブースも設けるようになりました。 こちらの姉妹は手づくりのアクセサリーや趣味で撮影している写真を出品しました。