「毎日同じ服でもいい」ファッション中毒から抜け出し大きく変化。その理由とは?
たくさんの種類や色の洋服を持っていて、毎日印象が変わるように着回していくことがおしゃれだと思い込んでいたファッションエディター。40代になって、なんと「毎日同じ服でもいい」と思うくらいの心境に変化。その心境と理由を紐解いて紹介します。 【画像で解説】着回すことをやめてから得た、さらなる「メリット」とは?
「いろんなタイプのコーディネートができる人がおしゃれ」だと思い込んでいた過去
おそらくファッション誌などの着回し企画の影響だと思うのですが、私は若いころ「着回しできる人こそおしゃれ」「いろんなコーディネートができる人がおしゃれ」だと思い込んでいました。それゆえ、少し極端ですが、「同じ組み合わせで洋服を着てはいけない」と信じてしまっていたんです。特に10代のころはそれが特に酷くて、一度着た組み合わせのコーディネートは2度としない、と決めていたほどです(笑)。 洋服の色やアイテムも、たくさんのバリエーションを揃えなければいけないと思っていて、この色、このアイテムを持っていないから買わなきゃ、という発想になっていた時期もありました。
今は「毎日同じでもいい」。なぜなら自己ベストではないコーディネートを着たくないから
でも40代になってからは、おしゃれを頑張りすぎなくていいと肩の力が抜けました。「毎日同じ服でもいい」と思っているくらいに変化しています。 その理由はとてもシンプルで、「自分にいちばんしっくりきて、自分にいちばん似合うコーディネートだけ着ていればいい」と気づいたから。 毎日着回しをしなければ……という発想でコーディネートを考えると、その日のコーディネートが自己ベストではない日ももちろん出てきます。いまいちなコーディネートを着るくらいなら、毎日同じでも好きな服を着ている自分のほうが自信がもてます。
高橋 香奈子