ウクライナ軍「派兵された北朝鮮軍兵力がウクライナ軍の攻撃を受けた」と主張
ロシアに派兵された北朝鮮軍兵力がクルスク州でウクライナ軍の攻撃を受けたという現地メディアの報道が出た。 「RBCウクライナ」は4日(現地時間)、ウクライナ国家安保と国防委員会傘下の虚偽情報対策センター(CCD)のアンドリー・コバレンコ少将がこの日、テレグラムを通じて「北朝鮮兵力の第一陣がクルスクですでに攻撃を受けた」と述べたと報道した。コバレンコ少将は「初めて投入された戦闘員がすでに攻撃を受け、具体的な状況はまだ確認されていない」と伝えた。 コバレンコ少将は、先月初めに北朝鮮がロシアに供給した砲弾などの兵器の品質を管理するために兵力を送ったとし、彼らの中の一部はすでに死亡したと主張した。先月31日には、北朝鮮軍兵力はまだクルスクでの戦闘に参加していないが、まもなく投入されるだろうと述べた。「RBCウクライナ」は国防情報局の資料をもとに、ロシアが北朝鮮軍に60ミリ迫撃砲やAK12突撃用自動小銃、RPK/PKM機関銃、SCD/SVcH狙撃小銃、フェニックス対戦車誘導ミサイルとRPG7sなどを使用するようにしたと報道した。 韓国の国防部および米国の国防総省は、北朝鮮が約1万人の兵士に訓練を受けさせるためにロシア東部に送り、彼らはウクライナとの国境近くのクルスク州で戦闘に投入されるか、作戦を支援する可能性があると明らかにした。アントニー・ブリンケン米国務長官は先月31日、ワシントンで第6回外交・国防(2+2)閣僚会議後に開いた共同記者会見で、「最新情報は北朝鮮軍8千人がクルスク州にいることを示している」とし、「この兵力がウクライナ軍に対抗する戦闘に投入されたわけではないが、数日内に投入されるとみられる」と述べた。ブリンケン長官は北朝鮮軍がロシアで「砲兵、無人機、塹壕戦をはじめとする基本歩兵作戦訓練」を受けたとし、「この兵力を最前線作戦に投入しようとする意図を明確に示している」と付け加えた。 キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )