死者ゼロ「白馬の奇跡」最大震度6弱 多くの建物倒壊も住民同士が助け合う 神城断層地震から10年 インバウンド観光が好調で住民増 防災面で新たな課題も
■マップ作りを再開
更新が必要なマップ作り。コロナ禍で中断されましたが2024年、再開されました。 松沢喜彦さん: 「(作成の)過程の中で、『あのうちはどういう状況』とか、そういう話をするのがすごく大事で、それがたぶん地区のつながりというかそういうものにつながっている気がする」 現区長の松沢さんによると全ての住民が作成に協力しているそうです。
■「つながり」の再構築が課題
ただ、住民が増えたことに加えコロナ禍は地区の行事ができず、顔を合わせる機会が減り、以前のような「つながり」はできていません。マップだけでなく普段から声を掛け合う関係がいざという時、役立つと鎌倉さんは話しています。 鎌倉宏さん: 「配りものもポスティングで配っちゃう。本当は玄関に行ってこんにちはーみんな元気ーって言って物を渡す、それが本当は確認なんだよね、みんな忙しくなってきてそれもできなくなっている。その辺これからどうしていくかは課題ですよね」
■寄り添って新たに行事できたら
つながりを再構築していくには時間がかかりますが行事などを通じて、少しずつ以前のような姿を取り戻したいと鎌倉さんたちは考えています。 鎌倉宏さん: 「本当に当時はどうなるかと思ったけど、みんな個々によく頑張って家を建ててくれて、新たに村営住宅ができて、よそから来て子供さん連れで入ってくれる人たちが出てきてくれているので村の活気が出てきている。昔そのままには戻れないけどもうちょっと行事も新たなものに作り変えてみんなが寄り添っていろんなことができるような地区にできれば」
長野放送