「掃除が苦手だったのが嘘のようだ」多忙な夫婦の掃除事情を激変させた"ロボット掃除機"ではない救世主
■サブの掃除機としてスティック型を購入 コロナ禍では特に、部屋の汚れが気になりスティック型を買い足す、あるいは買い替えた人が多かったのではないか? わが家もそうだった。長年、キャニスター型を使ってきたが、それはスティック型は1人暮らし用でゴミを溜められる量が少なく不便と思っていたからだ。先の毎日新聞記事によると、2010年頃まで大手家電メーカー製の吸引力が弱く、主な利用者は単身者だった。 私の場合、モノが多い部屋でしょっちゅうどこかで引っかかるキャニスター型は扱いにくく、部屋ごとにコードを付け替えるのが面倒で、収納場所から掃除機を引っ張り出すのも一仕事だった。もしかすると、掃除が苦手だったのは不便だったからかもしれない。 コロナ禍、週4日は不在にしていた夫が在宅仕事になり、「汚れが気になる」と言い始めて、サブの掃除機を買うことになった。フローリングにのみ使えるアメリカのシャーク製を買ったところ、部屋の隅に置いて気軽に使え、コードもコンセントも気にならない便利さに目覚めてしまった。当時住んでいたのがメゾネットタイプの部屋だったので、特に階段掃除で重宝した。私は週末に手分けして住まい全体を掃除するときしか掃除はしない、と宣言していたにもかかわらず、食べカスや髪の毛に気づいたら掃除機を使うようになった。 ■思い立ったらいつでも掃除機を使う習慣ができた そして去年、長年使っていたキャニスター型が壊れ、迷うことなくスティック型を選んだ。ロボット型は考慮していない。多忙な日々を送るにもかかわらず、ロボット型を買わない3つの個人的理由を説明したい。 1つ目は、コードレスの軽いスティック型を選んだので、思い立ったらいつでも掃除機を使う習慣ができたこと。夫がスティック型を求めたきっかけは、洗面所に髪の毛が落ちているのが気になるから。いろいろあったが結論だけ伝えると、私が毎朝、洗面所掃除をすることになった。面倒だと思ったのは最初だけで、すぐに済むので習慣化した。最近では、ついでにキッチン内も掃除する。夫は在宅の日、だいたい毎朝ざっと家の半分以上に掃除機をかける。週末に夫の仕事部屋を除く、家の隅々に掃除機をかけるのは私。