【高松宮記念】シルクロードSの内容を評価、王道ローテでGⅠ初制覇へ 東大HCの本命はルガル
春の短距離王決定戦
今週日曜日は中京競馬場でGⅠ・高松宮記念が行われる。昨年秋のスプリント女王・ママコチャ、スプリンターズS2着マッドクール、同3着ナムラクレア、他にもルガル、トウシンマカオ、ソーダズリング、ウインマーベル、これがラストランとなる重賞6勝馬メイケイエールらが顔を揃えた。 【高松宮記念2024 推奨馬】1200mは連対率100%、ミスプロ系は単回率163%で血統◎!外国馬の見解もあり SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 一昨年は8番人気ナランフレグ、昨年は12番人気ファストフォースと伏兵の勝利が続いている高松宮記念。今年も実力伯仲で非常に難解な一戦となりそうだ。過去のデータを用いて的中のカギを探っていく。
シルクロードS組を信頼
<高松宮記念・前走レース別成績> シルクロードS【5-2-1-25】勝率15.2%/連対率21.2%/複勝率24.2% 阪急杯【2-2-3-37】勝率4.5%/連対率9.1%/複勝率15.9% オーシャンS【1-2-4-54】勝率1.6%/連対率4.9%/複勝率11.5% 京都牝馬S【0-2-0-7】勝率0.0%/連対率22.2%/複勝率22.2% 阪神C【0-1-1-6】勝率0.0%/連対率12.5%/複勝率25.0% ※過去10年。海外【2-0-1-8】 主なステップレースのうち、データ的に最も信頼できるのはシルクロードS組。21~23年までは本番と同じ中京で行われたが、京都開催でもビッグアーサー、セイウンコウセイ、ファインニードルといった勝ち馬を輩出している。特に1着馬は【1-1-1-4】複勝率42.9%とある程度信頼のおける成績だ。 阪急杯組は1着馬【1-2-0-5】複勝率37.5%だが、タイム差なしの1着だと【0-0-0-4】と信頼度が下がる。一方、阪急杯組の連対4例はいずれもそこで逃げ先行策を取っており、また前走から斤量の増減がない馬(阪急杯で別定1キロ増)も【1-1-2-5】複勝率44.4%とよく馬券に絡む。ウインマーベルはタイム差なしの勝利だったが他の2つは満たしており、相手には組み込んでおきたい。 オーシャンS組は複勝率11.5%と低いが、2着に惜敗した馬が【1-2-1-5】複勝率44.4%と本番ではなかなかの成績。該当するビッグシーザーに注目したい。なお勝ち馬は【0-0-0-9】と大不振。6着以下は【0-0-1-31】と巻き返しは難しく、こちらはバッサリ切ってしまってよいだろう。 京都牝馬S組は勝ち馬が【0-2-0-1】、負けてしまうと【0-0-0-6】。1着だったかが分水嶺となる。阪神C組で馬券に絡んだ2頭はともにそこで上がり3Fが5位以内だった。ママコチャは上がり11位でここに当てはまらない。