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米澤泉

米澤泉

認証済み

甲南女子大学教授

報告

解説長年、日本のファッション誌や百貨店は、年代や属性でファッションを規定する傾向にありました。20代のファッション誌、40代のファッション誌という具合に年齢で明確にくくったり、ミセスのファッション、キャリアのファッションというように売り場を分けていました。 しかし、現在はファストファッションに代表されるように年齢や属性で装いを分けないようになってきています。また、多様性の時代ということもあり、以前よりもファッションにおいて、個性や個人の自由を尊重するようになってきています。「好きな服を着ることは自由に生きることにつながる」と考えられています。 また、ロック(ライブ)Tシャツ自体も、かつてのものに比べて洗練され、流行の要素が取り入れられたり、日常で着られるものも増えています。 そういったことを考えると、40代がロックTシャツを日常で着ることのハードルは、ぐんと下がっているのではないでしょうか。

コメンテータープロフィール

1970年京都生まれ、京都在住。同志社大学文学部卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。甲南女子大学人間科学部文化社会学科教授。専門は女子学(ファッション文化論、化粧文化論など)。扱うテーマは、コスメ、ブランド、雑誌からライフスタイル全般まで幅広い。著書は『おしゃれ嫌いー私たちがユニクロを選ぶ本当の理由』『「くらし」の時代』『「女子」の誕生』『コスメの時代』『私に萌える女たち』『筋肉女子』など多数。

米澤泉の最近のコメント

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    甲南女子大学教授

    解説30歳前後の女性というと2010年頃までは、ファッション誌の主要な読者層でしたが、今や30代以下の年…続きを読む

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    補足「ヨシンモリ」の流行で、カールを作るアイロンも、これまでの32mmから38mmが好まれるようになって…続きを読む

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