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渡辺靖

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慶応大学SFC教授/現代アメリカ論

報告

見解古くはリンカン大統領、最近ではオバマ大統領が用いた「チーム・オブ・ライバルズ」の考え方です。かつて政敵だった、あるいは野党の政治家だとしても有能であればチームに迎え入れるという発想です。共和党の穏健派や無党派層の取り込みを意識した発言であることは自明です。ただ、民主党の政権に協力すれば共和党内からは裏切り者扱いされるリスクもあるので、入閣するとなれば再選を気にしなくても良い共和党員になりそうです。日本の政治でも検討の余地がある発想です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西山隆行

    成蹊大学法学部政治学科教授

    補足ハリスが大統領に就任した暁には共和党員を閣僚に起用する意向を示したようですが、分断が鮮明になっている…続きを読む

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    補足多様性に対して批判的な姿勢を示しているトランプ氏と差別化する、民主党大統領候補らしい発言だと思います…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺靖

慶応大学SFC教授/現代アメリカ論

ハーバード大学博士号(Ph.D.)ハーバード大学国際問題研究所アソシエート、パリ政治学院客員教授、ケンブリッジ大学フェロー、北京大学客員研究員、米ウィルソンセンター・ジャパンスカラーなどを歴任。専門は現代米国論、パブリックディプロマシー論。『アフター・アメリカ』(慶應義塾大学出版会)でサントリー学芸賞、義塾賞など。『文化と外交』『リバタリアニズム』『白人ナショナリズム』(以上、中公新書)、『<文化>を捉え直す』『アメリカとは何か』(以上、岩波新書)など多数。日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞など受賞。

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