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山口亮

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東京国際大学国際戦略研究所准教授

報告

解説これは韓国とは金輪際交流しない、我が領域に入りくくしてやるという北朝鮮からのメッセージである。そもそも、ここ数年の間、南北間の交流や交通の面の動きはゼロだったので、直接的な影響はない。しかし、地雷の除去は決して容易ではないため、交流を再開したとしても、相当の時間を要するであろう。北朝鮮はここ最近韓国に対し異常なほど好戦的な姿勢を取っているが、これは韓国に対する揺さぶりであり、北朝鮮によるハイブリッド戦争だ。北朝鮮は韓国に対し、「尹政権のせいでこの状態になった。進歩派が政権を握っている時のみ、平和統一が可能。」というメッセージを送っているが、これは南北関係を都合良くて、懐柔しやすいものにするためである。

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  • 高英起

    デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

山口亮

東京国際大学国際戦略研究所准教授

長野県佐久市出身。専門は防衛政策・戦略・計画、安全保障、国際政治、交通政策。アトランティックカウンシル上席研究フェロー(米)、パシフィックフォーラム上席研究フェロー(米)などを兼任。オーストラリア国立大学アジア研究学部卒、同大大学院戦略防衛研究科修士課程修了(豪)、ニューサウスウェールズ大学大学院キャンベラ校人文社会研究科博士号取得(豪)。パシフィックフォーラム研究フェロー(米)、ムハマディア大学マラン校客員講師(尼)、釜山大学校経済通商大学国際学部客員教授(韓)、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て現職。​

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