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山田吉彦

山田吉彦認証済み

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海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

報告

見解セブンアイランド愛などの水中翼船は、高速走行時、揚力を受け船体を浮上させ走行する。そのため船体が軽くできている。船体が海面に浮く状態だと波や風の影響を受けやすく、船体が絶え間なく大きく、揺れる。多くの乗客が嘔吐していたようであり、船内の匂いは、さらなる嘔吐を誘発したことだろう。しかし、高速船は窓を開けることができず換気をすることも難しい。さらに、船内は狭く、固定した椅子に座り続けなければなら無かった。ストレスも強く受けていたことだろう。海上保安官や船会社の担当者などの誠意のある対応が救いだったであろう。 船酔には寝るのが一番である。救助された方々は、ゆっくりと休んで欲しい。 また、長時間、船上で揺られ続けていると、上陸したあとも身体のバランスを崩し、揺れている錯覚を起こし、転んでしまうことがある。注意が必要だ。

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コメンテータープロフィール

山田吉彦

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海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

エキスパート認定マークについて

東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会（現日本財団）に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士（経済学）。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境（新潮新書）ほか多数。

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