見解2020年大統領選本選では、初回(9月)のテレビ討論会でトランプ氏がバイデン氏や司会者を繰り返し遮って発言。怒鳴り合いで両候補が何を語っているのか聞きずらい場面もあり、「大混乱」、「史上最悪の討論会」とも称された。今回のマイク消音の対応は、バイデン陣営が要請し、2020年9月討論会のように発言が遮られることを防ぐ狙いがある。 だが、バイデン陣営のその要望は、バイデン氏にとって凶と出るかもしれない。2020年9月討論会では規則を無視するトランプ氏の大統領らしくない行為が同氏のイメージを悪化させ、比較的落ち着いて対応したバイデン氏が同討論会の勝者であったとの見方が支配的。討論会で最も注目されたのが、繰り返し遮るトランプ氏に対しバイデン氏が「黙ってくれるかい」と発言した場面。 なお、マイク消音で失言や興味深い候補の非難合戦などが減り、一般の視聴者にとっての楽しみも少なくなるかもしれない。
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コメンテータープロフィール
慶応義塾大学(総合政策学部)卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院(行政学修士)修了。同大学院卒業時にLucius N. Littauerフェロー賞受賞。松下電器産業(現パナソニック)CIS中近東アフリカ本部、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部、政治リスク調査会社ユーラシア・グループを経て、2013年より米州住友商事会社。2020年より同社ワシントン事務所調査部長。著書に『米国通商政策リスクと対米投資・貿易』(共著、文眞堂)。コメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。
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