Yahoo!ニュース

渡辺靖

渡辺靖

認証済み

慶応大学SFC教授/現代アメリカ論

報告

見解両候補とも正式に党大会で指名される前の討論会は異例。ただ、当初の討論会の日程だとすでに期日前投票が始まっている州も少なくないことからバイデン陣営が前倒しを提案し、トランプ陣営も受け入れた格好。バイデン陣営としては熱量の高いトランプ支持者が聴衆に多く入り込み、全体のムードがトランプペースになることを懸念。また、前回20年の大統領選時はトランプ氏の不規則発言が多く、初回の討論会が混乱を極めたことから、無聴衆・マイク消音を条件に掲げました。そして、バイデン氏との討論会を熱望していたトランプ氏も受諾しました。条件闘争という点からはバイデン陣営に分があったと思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    見解2020年大統領選本選では、初回(9月)のテレビ討論会でトランプ氏がバイデン氏や司会者を繰り返し遮っ…続きを読む

  • 飯塚真紀子

    在米ジャーナリスト

    補足討論会では、バイデン氏とトランプ氏による冒頭陳述は行われず、両氏は2分間の制限時間内に司会者の質問に…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺靖

慶応大学SFC教授/現代アメリカ論

ハーバード大学博士号(Ph.D.)ハーバード大学国際問題研究所アソシエート、パリ政治学院客員教授、ケンブリッジ大学フェロー、北京大学客員研究員、米ウィルソンセンター・ジャパンスカラーなどを歴任。専門は現代米国論、パブリックディプロマシー論。『アフター・アメリカ』(慶應義塾大学出版会)でサントリー学芸賞、義塾賞など。『文化と外交』『リバタリアニズム』『白人ナショナリズム』(以上、中公新書)、『<文化>を捉え直す』『アメリカとは何か』(以上、岩波新書)など多数。日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞など受賞。

渡辺靖の最近のコメント