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渡辺浩志

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ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

補足銅価格高騰の背景は、コロナ禍後の世界的な財政出動と金融緩和、ならびにハイテク製品需要の高まりなど。2019年に1㌧=6,000㌦程度だった銅価格は、足元では約9,000㌦と1.5倍。また、この間の円安進行で、円建てでは1㌧=60万円から142万円と2.4倍に値上がりしています。 なお、直近でピークを付けた昨年5月の価格は1㌧=11,000ドル(170万円)でした。世界の銅供給量の半分以上を消費する中国の景気低迷により、足元では銅価格の上昇に一巡感が出ています。ただし、銅はあらゆる産業に不可欠な金属。また、デジタル化やEVシフトなどの脱炭素化が進むなかで用途も拡大しており、大幅な値崩れの可能性は低いと思われます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

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  • 荒木樹

    元検事/弁護士

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コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

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