Yahoo!ニュース

渡辺浩志

渡辺浩志

認証済み

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

報告

「青木率」が50%を割ると政権が倒れると言われています。 自民党の青木幹雄元参院議員会長が、自らの経験に基づいて作った法則であり、内閣支持率+政党支持率が50%を下回った場合、その政権は倒れるというものです。福田・麻生・鳩山・菅(かん)・野田内閣・・・、すべてがこの法則通りの末路を辿りました。 現在の青木率は、この記事によれば53.2%(=菅政権支持率29.3%+自民党支持率21.4%+公明党支持率2.5%)。コロナ感染再拡大のさなかでの五輪開催で、国民の不満が頂点に達していると思われる今でもなお、50%を上回っています。これを菅政権の底力と見るべきか。実体は、与党に対抗し得る有力な野党が存在しないことへの失望の裏返しと思われます。 (なお、低い支持率の下で衆院選や自民党総裁選を迎える場合、経済対策の規模は大きくなりやすいでしょう。)

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった10603

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

コメンテータープロフィール

渡辺浩志

ソニーフィナンシャルグループ シニアエコノミスト

1974年生まれ。99年に株式会社大和総研へ入社。以降、内閣府、SMBC日興証券株式会社でエコノミスト業務に従事。2017年1月より現職。専門はマクロ経済(国内外の景気、財政・金融政策)と金融市場(株式、債券、コモディティ等)

関連リンク(外部サイト)

渡辺浩志の最近のコメント