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鶴岡路人

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慶應義塾大学総合政策学部准教授

報告

見解今回の上川外相の訪米については、他社の記事でも「異例」という言葉が使われている。総裁選の期間中に候補者が外国訪問するのは確かに異例かもしれないが、外務大臣が公務を優先して国連会合に出席することが異例であっては困る。首相も外相も国連総会で一般討論演説をできないことこそが「異例」だ。 内政日程と外交日程をいかに調整するかは、どの国にとっても頭の痛い問題だが、マスコミはどのような意図で「異例」を連呼しているのだろうか。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説上川氏らしい決断、行動だろう。 総裁選の選挙戦という目先の「個人的」利益ではなく、大局的に考えて「国…続きを読む

コメンテータープロフィール

鶴岡路人

慶應義塾大学総合政策学部准教授

専門は国際安全保障、現代欧州政治。慶應義塾大学法学部卒。同大学大学院、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)を経て、2009年から2017年まで防衛省防衛研究所教官、主任研究官。その間、防衛省防衛政策局国際政策課部員、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)訪問研究員等を務める。2017年から現職。著書に『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』(新潮選書、2023年)、『EU離脱』(ちくま新書、2020年)等。また、2023年から2024年までオーストラリア国立大学(ANU)訪問研究員。

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