見解日本では90年代より顕著な進出を遂げてきた多様な外資系ホテルブランドにあって、アコーは軒数も限られた目立たない存在で馴染みのある人も少ないのではないだろうか。いわば後発組ともいえるが、外資と組みたいオーナーにとって主要ブランドが出尽くした感のある中、アコーが注目されたのは“既にあるものと同じものはや(ら)れない”が不文律のようなホテルビジネスにとっては理解できる。 たとえば新規ホテルでいうと、アコーのブティックホテルブランドであるホテル創成札幌 Mギャラリーはサッポロビールの関連会社がオーナーで、入って出迎えるホップの巨大オブジェのようなビールオマージュが随所に見られる。オーナーの意向やアイデンティティーを落とし込むようなケースでは、アコーはブランドスタンダードがはっきりしている他の外資と比べて、連携の候補となるブランドかもしれない。
コメンテータープロフィール
1971年生まれ。一般社団法人日本旅行作家協会正会員、財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード。ホテル評論の第一人者としてゲスト目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター、新聞、雑誌など利用者目線のわかりやすい解説とメディアからの信頼も厚い。評論対象はラグジュアリー、ビジネス、カプセル、レジャー等の各ホテルから旅館、民泊など宿泊施設全般、多業態に渡る。著書に「ホテルに騙されるな」(光文社新書)「最強のホテル100」(イーストプレス)「辛口評論家 星野リゾートに泊まってみた」(光文社新書)など。
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