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瀧澤信秋

瀧澤信秋

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ホテル評論家

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補足本記事のような備品盗難は従前から問題視されており、備品の高級化も進むホテルにとって運営上の懸念となっている。他方、別の見地からいうと近頃では「置き去り」に悩むホテルの声も聞かれる。置き去りの最たる物が“スーツケース”という。実際に置き去りにされたスーツケースを見せてもらうと一部破損しているものはあるが、まだ使えそうなものも。円安で外国人旅行者に恩恵があることもインバウンド増加の主要因といわれるが、新しいスーツケース入手する前提で来訪し、これまでのものを捨て去るというのは想像に難くない。不要なものはゴミとして捨てていくというこだろうが、ホテル側が身銭を切って処分することになり1個1000円~ほどかかるともいう。エレベーター内などに費用負担の注意書きが貼られる例も。終局的にいえば盗難にかかる損害やこうした処分費でホテルの運営コストも上がり、宿泊費へ転嫁されることになるのだろうか。

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コメンテータープロフィール

1971年生まれ。一般社団法人日本旅行作家協会正会員、財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボード。ホテル評論の第一人者としてゲスト目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。人気バラエティ番組から報道番組のコメンテーター、新聞、雑誌など利用者目線のわかりやすい解説とメディアからの信頼も厚い。評論対象はラグジュアリー、ビジネス、カプセル、レジャー等の各ホテルから旅館、民泊など宿泊施設全般、多業態に渡る。著書に「ホテルに騙されるな」(光文社新書)「最強のホテル100」(イーストプレス)「辛口評論家 星野リゾートに泊まってみた」(光文社新書)など。

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