見解私は就職氷河期世代です。就職活動をした時期は金融危機直後です。銀行が週末に潰れる時期でした。私の同世代は、新卒採用時に採用枠自体が少なく、不本意な就職活動になる人が多かったです。現在ではどの会社組織でも、働き手としては中軸ないしは中軸候補を担う年齢層なのですが、どの会社組織にも同世代がいない、ないしは人数が少ないという、人材不足の歪みが生じています。新卒時の採用者数を不景気で減らしたため、そもそも人数が少ない訳ですが。その後、会社が中途採用を行って人材を補充するにも、年齢を重ねると即戦力が求められるため、結局、転職はできたとしても、ミスマッチで辞めてしまうことになり、同世代が足りないままの会社が多いのではないでしょうか。しかしながら、不景気の暗い時代を経験しているが故に、周りを見ると、比較的、向上心を持っている人が多い世代かなとも思います。
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コメンテータープロフィール
目白大学経営学部准教授。日本ガバナンス・企業価値研究所の所長・経済アナリスト。日本IRプランナーズ協会委嘱CIRP講師・CIRP試験委員。元経済産業省職員。早稲田大学ファイナンスMBA。立命館大学政策科学部卒。株式アナリスト、広報・IR担当双方で所属会社受賞経験を持つ。経済ニュースアプリ・NewsPicksでは8万人以上のフォロワー。著書は『IR戦略の実務』（日本能率協会マネジメントセンター）他計5作品。主なテレビ出演はテレビ東京のワールドビジネスサテライト等。主な講演は、日本IRプランナーズ協会、日経メディアマーケティング、東洋経済新報社、早稲田大学ビジネススクール等多数。
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