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高野龍昭

高野龍昭

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東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

報告

見解この記事で報じられている中国の高齢者施設の状況は、ある種の自然発生的な「シェアハウス」のように感じられます。高齢者と若年層が同じ場所に住み、互助的に暮らす仕組みが成り立っているようです。多世代共生の場とも言え、わが国での高齢者支援•若年者支援の分野でも参考にできる点がありそうです。 ただし、無秩序にこうした仕組みが続くとすれば、心身機能の面で弱い立場にある高齢者が、身近にいる若年層に権利や尊厳を損なわれるような事案が発生するのではないかという懸念は拭えません。穿った見方になるかも知れませんが、虐待や金品•財産の搾取、詐欺などが頻発するのではないか、ということです。 この意味では、なんらかの規制や対策の必要があるようにも思います。

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コメンテータープロフィール

高野龍昭

東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

1964年・島根県生まれ。1986年から医療ソーシャルワーカーやケアマネジャーの実務を経験し、2005年から東洋大学で介護福祉士などの福祉専門職養成と高齢者福祉・介護保険制度・ケアマネジメントの研究を行う。社会福祉士・介護支援専門員。

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