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高野龍昭

高野龍昭

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東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

報告

提言今年1月の能登地震は、国内有数の人口の高齢化が進んだ地域を襲った災害です。珠洲市•能登町•穴水町は50%超、輪島市も49%の高齢化率です。 必然的に被災者•避難者も高齢者が多く、災害関連死のリスクも高くなります。関連死はどの災害をみても高齢者が有意に多く、能登の高齢者のことが大変に心配です。 環境変化によるストレスは、とりわけ高齢者の予備力(抵抗力)を弱らせ、ちょっとした病気が重症化し、命を奪うまでに至ることは珍しくありません。栄養•水分の補給•適度な運動や交流の機会を適切に提供し、平時に利用していた医療•薬剤、そして介護を継続することの支援が必要です。

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コメンテータープロフィール

高野龍昭

東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員

1964年・島根県生まれ。1986年から医療ソーシャルワーカーやケアマネジャーの実務を経験し、2005年から東洋大学で介護福祉士などの福祉専門職養成と高齢者福祉・介護保険制度・ケアマネジメントの研究を行う。社会福祉士・介護支援専門員。

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