補足2004年に中華人民共和国憲法に採用された「三つの代表」理論によって、中国共産党は中国及び中華民族全体を代表する政党を目指すことに。その後、企業家や大学生の取り組みを積極的に進めています。大学生にとっても「就職に有利かも」という理由で入党を希望する人が多いとのこと。ちなみに名門大学ならばかなり簡単に入党できますが、地方大学などではかなり難しいという入党するための学歴競争がシビアという側面も。 ただ、共産党員になればそれだけで良いキャリアが約束されるということはなく、共産党員にして就職浪人という方もたくさんいます。
コメンテータープロフィール
ジャーナリスト、翻訳家。 1976年生まれ。二度の中国留学を経て、中国を専門とするジャーナリストに。中国の経済、企業、社会、そして在日中国人社会など幅広く取材し、『ニューズウィーク日本版』『週刊東洋経済』『Wedge』など各誌に寄稿している。著書に『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社)、『現代中国経営者列伝』(星海社新書)。
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