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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説悪質な業者は被災者の窮状を見て、とれるだけお金をとろうとします。 まずは、作業に入る前に幾らのお金がかかるのかを聞くことが大事です。しかし記事にあるような、作業後に「当初の提示よりも上乗せした金額を請求される」といったこともありますので、その時には、相手が悪質業者の可能性もあるので、お近くの消費者センターか、188(消費者ホットライン)に必ず相談をしてください。 11日の報道では、10日までに、家の修繕など災害関連の訪問販売への相談が40ほど件あったとのことでしたので、一気に倍の数字になってきています。 災害から時間が経てば経つほど、あと片付け作業をする住人を狙った悪質商法が横行しますので、これからも被害相談が増えてくる恐れがあります。充分な警戒が必要です。 また、不審だと感じた人をみかけたには警察に相談して、電話が通じない場合には、お近くの警察官に声をかけてください。

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  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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