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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

見解文化庁が裁判所に5000点もの証拠資料を提出しました。重要になってくるのは「陳述書の『証明力』だとベテラン裁判官は語る」といっていますが、その通りだと思います。 教団側の弁護士は「『不法行為としての元信者の話を千も万も集めようが、無駄骨じゃないか』と言い切った」とありますが、そうではありません。 証拠、資料のなかには高額献金により、人生を奪われた人たちのたくさんの被害記録があります。 教団は組織的な方法で、社会常識を逸脱したような高額献金をさせてきました。一方で、教団側は内部文書を裁断するなど、自分たちの不法行為を隠そうとしてきましたが、被害者の声だけは消すことはできません。 文化庁は多くの被害者などから聞き取りを行い、教団の手口や実態を明らかにしていきました。 今後、陳述書などを通じて、被害を受けた一人一人の声が、必ず解散命令を裁判所に判断させることになると思います。

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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