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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説国内の警察の手を逃れるため、海外に拠点を置くグループはあまたあると考えられますが、その一つが現地当局に拘束されたと思われます。 今年4月にもカンボジアのリゾートホテルで詐欺電話をかけていた19人が身柄を拘束され、その後警視庁に逮捕されましたが、それに続くものです。 この時はNTTドコモを装いショートメールを送りつけ、電話をかけてきた人に「有料サイトの未払い料金がある」との名目で電子マネーを騙し取っており4億円以上の被害報道もありました。今回もオンラインの詐欺ということで手口が同じ可能性があります。 前回、逮捕された詐欺グループの「かけ子」の中には、部屋に軟禁させられて詐欺電話をかけていたメンバーもいましたが、特殊詐欺グループがSNSで海外での仕事を募集することもあり、安易に応じることは危険です。高額収入などの闇バイトに、海外に行けるからという軽い気持ちで応募しないようにして下さい。

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  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解日本人が潜伏しやすいことからフィリピンやカンボジアなど東南アジアが特殊詐欺の拠点にされる事が近年増え…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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