Yahoo!ニュース

多田文明

多田文明認証済み

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

2日前の報道では、25億とかなりの高額と思っていましたが、保管料や輸送費など実態のない業務を水増し請求による実損は100億円という報道です。金額の大きさに驚きを隠せません。 元部長で責任ある立場だったゆえに、社内の内部チェックが行き届かなったと思われますが、騙しの行為を行う者は自らの地位を利用する傾向があります。 いかに最初の段階で不正に気付くかが大事です。そうでなければ一度成功すると、ありとあらゆる方法を使ってさらにお金を取ろうしてくるからです。 100億円もの金額ですから、周りの人たちが、水増し請求等の詐欺行為に気づけるポイントはどこかにあったのではないかと思います。 何かおかしいと思いながら、他の社員らが口に出せないことで、被害が大きくなることもあります。疑問や問題を口に出し会社組織でそれを吸い上げて、迅速に対処、調査する組織体制がこうした巨額の被害を防ぐことにつながります。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった1472

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 坂東太郎

    十文字学園女子大学非常勤講師

    被害者である楽天モバイルを批判する気は毛頭ありません。ただ事件の背景に同社が第4の移動体通信事業者に…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

多田文明の最近のコメント