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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

偽サイト詐欺では、利用者の気持ちを巧みについて騙してきます。 近藤さんは、クレジットカード情報の入力を警戒して、銀行振込にして被害に遭いました。 これは警戒心を巧みにかいくぐる手口で、自分から支払い方法を選んでいると思わせて、詐欺に遭っていることに気づかせないようにさせてきます。 ここには、詐欺の発覚を遅らせる思惑もあります。 10日程経って詐欺を疑いましたが、不正口座に入金したお金は、既に引き落とされていると思います。 クレジットカードの支払いならば決済を止めることもできましたが、逆に警戒心から振込むことで、金銭的被害に遭いました。 SNSの広告などから、偽サイトに誘導されることが多くありますので、今回の事例からもわかる「安さを謳うサイト」や、サイトに振込先口座が載っておらず、後から教えた名義が個人名は、偽サイトの可能性が高いことを覚えておいて頂ければと思います。

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  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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