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鈴木一人

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東京大学教授/地経学研究所長

報告

解説イラク国内の親イラン勢力による攻撃であったとしても、イランに対して攻撃することは難しく、イラク国内の武装勢力に対する報復でなければ筋が立たない。仮にイラン製の兵器による攻撃としても、イランの指示によるものを証明することは難しい。類似した事例としてフーシ派の紅海封鎖があるが、これに対してもイスラエルは効果的に対応できておらず、イランを攻撃しているわけでもない。更なるエスカレーションを避けたいと言うのがイスラエルの立場であることは先日の爆撃からも明らかなので、親イラン勢力による攻撃だからイランに報復するということはないだろう。

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    軍事/生き物ライター

    見解イラクの親イラン武装組織は幾つかありますが、予想される使用兵器はシャヘド101自爆無人機、ファテフ1…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木一人

東京大学教授/地経学研究所長

専門は国際政治経済学。研究対象は宇宙政策、核不拡散、原子力安全、国際保健ガバナンス、経済安全保障、経済制裁、半導体政策、欧州統合、中東問題(特にイラン)など。宇宙政策委員、国際宇宙アカデミー正会員、日本安全保障貿易学会会長などを兼任。

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