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鈴木洋仁

鈴木洋仁認証済み

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社会学者/神戸学院大学准教授

報告

提言セキュリティーと自由、その両立が、むずかしい。 新型コロナウィルス感染症が拡大してから、多くの大学で、入口での身分証の確認が行われるようになりました。 また、女子大学では、感染症とかかわりなく、現在でも、特に男性にたいしてチェックする場合が多い。 他方で、国立大学では、もともと、女子大学を除いては、夜間でも出入りに制限がないところもありました。 悠仁さまが入学するにあたって、筑波大学の対応が注目されるところで、茨城県警もふくめた対応が求められるでしょう。 安全確保策の観点から、多くの皇族が通った学習院大学のほうがよい、とする考えもあると思われます。 しかし、悠仁さまが、個人として、おそらくは、さまざまな検討や相談をへて決められた進路です。 ひとりの人間としての決断を見守る、という選択もあってしかるべきでしょう。

コメンテータープロフィール

鈴木洋仁

社会学者/神戸学院大学准教授

1980年東京都生まれ。専門は歴史社会学、メディア論。元号や天皇に関する研究を進めている。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送、ドワンゴ、国際交流基金、東京大学等を経て現職。著書に『「平成」論』(青弓社)、『「元号」と戦後日本』(青土社)、『「三代目」スタディーズ』(青土社、2021年2月刊)、共著に『牧野守 在野の映画学』(太田出版、近刊)などがある。

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