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白鳥浩

白鳥浩認証済み

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法政大学大学院教授／現代政治分析

報告

解説ジャーナリストは、真実を伝えるために、時には取材対象である政治家に対して厳しい質問を投げかけなければならないと考えられる。 しかしながら、政治家の側も、当然、予想として、こういったことを聞かれるだろうと考えて、その時にしっかり返せるように、さらにそこで説得力があるような資料や、感情に訴えかけるエピソードなどを準備して、取材を受けるという対応を行うものと考えられる。今回は、それがはまってしまった。 今回は、小泉氏が一枚上手であり、ある意味で小泉氏の「小泉劇場第二幕」の開幕をさわやかに演出してしまったところもある。 個人の人格にかかわる発言は別として、厳しい質問を投げたことは一定の評価もあるだろうが、それが世論の注目を集めて、さらに相手の演出に利用されてしまっては、実像が見えなくなるところもある。 今後も質問は続けると考えられるので、このかたの次の質問は何になるのか。期待するむきもあるだろう。

コメンテータープロフィール

白鳥浩

白鳥浩認定済み

法政大学大学院教授／現代政治分析

エキスパート認定マークについて

日本政治法律学会理事長。博士（政治学）。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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