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白鳥浩

白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説「ポスター掲示板ジャック」に参加して、同様の後悔の念を抱いている方はいるのではないだろうか。 いずれにしても、これまで想定されてこなかった掲示板の半分をうめるという行為に対して、有権者の戸惑い、そして反発を招いてしまったところもあるだろう。 現在のところ、公職選挙法などの選挙にまつわる法令で、想定されていない事態が今回起こってしまっており、「公職者を選ぶための情報を提供する」というポスター掲示板の本来の目的とは異なる使用方法がなされてしまい、それによって混乱が生じてしまったことは残念なことといえる。 今後の法規制の在り方も含めて、「表現の自由」とは何か?が問われていくこととなる。

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  • 福井健策

    弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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