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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説石破氏は、こうした「ノーベル平和賞受賞者のことば」をしっかりとかみしめる必要がある。 多様な意見があることは重要であるが、核による大きな被害を受けた国が、その核を使った威嚇によって他国の行動に対して影響を及ぼすようなことは考えるべきではない、という提言は、今回ノーベル平和賞を授与するノルウェーで学び、被爆地である長崎で教鞭をとった私には貴重な発言であると考える。 ノーベル賞の価値に対して評価する立場にあるならば、こうした方の切実な声に耳を傾ける必要がある。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 村野将

    米ハドソン研究所研究員

    見解私は核抑止を専門分野の一つにしていますが、同時に日本が原爆被害の実態を後世に、世界に語り継いでいくこ…続きを読む

  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

    解説ノーベル賞委員会のフリドネス氏は1984年生まれで、広島も長崎も訪れたことはなく被爆者と直接話したこ…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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