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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説岸田内閣の支持率の低下は続いている。調査によっては30%台というものも出てきた。 これは岸田氏が、「現場」や「当事者」を軽視してきたからという見方は一部ではある。 マイナンバーカードの問題では、かなりタイトなスケジュールを組み、マイナポイントを誘因として、「現場」の混乱を招いた。「当事者」である国民の世論はどこ吹く風である。 このところの豪雨被害に関しては、苦しんでいる「現場」を後目に、外遊に出発し、外遊続きで「当事者」に寄り添っているとはとても言えない。 LGBT理解促進法なども「現場」や「当事者」の満足のいくものとはなっていない。 岸田氏は、もっと「現場」や「当事者」の声を尊重する必要がある。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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