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白河桃子

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相模女子大特任教授、昭和女子大客員教授、少子化ジャーナリスト

報告

見解裏金問題への反発は、女性議員の躍進とも無関係ではありません。今回女性議員が73人と過去最多の当選となりました。73人の女性議員のうちの30人が立憲民主党。さらに、そのうち18名が自民党現職の対立候補として小選挙区で当選しています。自民党の裏金問題で生じた怒りが、自民党のベテラン男性議員への反発となり、そこに女性の対立候補をたてた立憲民主党の戦略が当たったわけです。自民党は裏金問題で公認候補を減らしましたが、こうした議席の大変動の時にしか女性議員はなかなか増えません。しかし増えたといっても全体の15.7%でまだまだ諸外国の3割4割といった比率には及びません。同質性の高い高齢男性中心の政治はリスクが高く、世の中の動向を見落としてしまいます。同質集団は「自分の常識が世間の非常識」となっていることに気がつけません。国民の代表には国民と同じ多様性が必要です。

コメンテータープロフィール

白河桃子

相模女子大特任教授、昭和女子大客員教授、少子化ジャーナリスト

東京生まれ、慶応義塾大学。中央大学ビジネススクール MBA、少子化、働き方改革、ジェンダー、アンコンシャスバイアス、女性活躍、ダイバーシティ、働き方改革などがテーマ。山田昌弘中央大学教授とともに19万部超のヒットとなった著書「婚活時代」で婚活ブームを起こす。内閣府「男女共同参画重点方針調査会」内閣官房「第二次地方創生戦略策定」総務省「テレワーク普及展開方策検討会」内閣官房「働き方改革実現会議」など委員を歴任。著書に「ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち」「御社の働き方改革、ここが間違ってます!」「『逃げ恥』にみる結婚の経済学」「女子と就活」「産むと働くの教科書」など多数。

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