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佐々木成三

佐々木成三認証済み

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元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

報告

解説最近、国内で高齢者を狙った凶悪犯罪が相次いで発生しています。これらの事件は、被害を受けた地域の住民だけでなく、社会全体に不安を与え、国内の体感治安を著しく低下させる要因となっています。 殺人や強盗といった重大犯罪の検挙率は例年90%を超えており、これらの事件を起こした実行犯は金品を得たとしても、最終的には捕まり、長期の懲役刑を受けることになります。本来、このような厳しい罰則は犯罪の抑止につながるはずです。しかし、近年の事件を見ていると、逮捕される容疑者たちが自らの行為の重大性を十分に理解していない様子がうかがえます。この点が、犯罪抑止の効果が十分に発揮されていない原因ではないかと感じています。 時代や社会の変化に伴い、現代の事件の背景や犯罪心理に即した新しい教育プログラムを導入する必要性を強く感じます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 出口保行

    犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授

    解説犯行を容易にできるかどうか、それしか判断基準がない犯行です。 通常は、犯行を実行すれば検挙されるかも…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐々木成三

元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

22年の警察人生のうち、埼玉県警察本部刑事部捜査第一課で10年間従事し、数々の重要事件捜査本部において被疑者の逮捕、取り調べ、捜査関係者からの情報収集、被害者対策、遺族担当に関わり、多くの経験があります。また、捜査一課においては、デジタルフォレンジック(デジタル証拠)を収集・ 解析するデジタル捜査班⻑として、パソコン、防犯カメラ、スマートフォンの解析を経験しており、サイバー犯罪捜査においても知識を有しています。

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