警察官が「特殊詐欺」見抜けず…交番で相談した男性が80万円だまし取られる被害
京都市内に住む男性が特殊詐欺でおよそ80万円をだまし取られる被害に遭いました。 警察は男性から相談を受けていましたが、特殊詐欺と見抜けなかったということです。 今月12日、京都市山科区に住む男性(51)は、通信会社を名乗る男から電話があり、「クラウドの使用料金が未納」などとして口座に29万8000円を振り込むように指示されました。 男性が通話しながらATMを操作していたところ、金融機関の職員が「詐欺ではないか」と指摘し、男性は交番に相談に行きました。 交番で警察官は通信会社を名乗る男と電話で話しましたが、「矛盾がない」と判断し、男性は口座に全額を振り込み、だまし取られたということです。 さらに、男性は13日にも別の人物から「他にも2社の使用料が未納」と電話を受け、50万円を振り込んだということです。 15日にも男性に特殊詐欺とみられる電話がありましたが、隣にいた親族が不審に思い、男性は警察に被害届を出しました。 京都府山科警察署は「警察官が看破できなかったことは極めて残念。職員の指導を徹底します」とコメントしています。
関西テレビ