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佐々木成三

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元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

報告

解説今、事件発生後の初動捜査の第一優先は防犯カメラ解析であることは間違いありません。しかし、防犯カメラの証拠がないとき、事件の立件できないのかと言われると、そうではありません。つまり防犯カメラの捜査に頼ってばかりでは捜査力の向上にはつながらないのではないかと感じていました。 今、デジタル社会になりつつあるうえで、デジタル捜査は有効ではありますが、足で証拠を掴むアナログ捜査も揺るがない証拠を掴む上ではとても重要であることも昔も今も変わらないと思います。 警察の捜査にはデジタルとアナログ捜査の融合が大切だと感じています。 今回も決して防犯カメラの証拠だけを頼ってしまったのが、誤認逮捕に繋がり、アリバイ捜査や浮上した容疑者の身辺捜査をしっかりやっていれば防げたはずです。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 江川紹子

    ジャーナリスト・神奈川大学特任教授

    提言これでは、なぜ誤認逮捕に至ったのか、その経緯や原因がよく分からない。神奈川県警は、速やかにそれを調査…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐々木成三

元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

22年の警察人生のうち、埼玉県警察本部刑事部捜査第一課で10年間従事し、数々の重要事件捜査本部において被疑者の逮捕、取り調べ、捜査関係者からの情報収集、被害者対策、遺族担当に関わり、多くの経験があります。また、捜査一課においては、デジタルフォレンジック(デジタル証拠)を収集・ 解析するデジタル捜査班⻑として、パソコン、防犯カメラ、スマートフォンの解析を経験しており、サイバー犯罪捜査においても知識を有しています。

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