Yahoo!ニュース

佐々木成三

佐々木成三認証済み

認証済み

元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

報告

解説ガソリンを用いた放火事件では、ガソリンを薄く広く撒くことで、揮発速度が早まり、引火によって瞬時に爆発的な燃焼が発生する危険性が高まるのですが、容疑者はガソリンの特性やその危険性について十分な理解がない場合、爆発の予測ができず、ガソリンを撒いた本人が火傷などで重症を負うケースが多く発生しています。 このような事件では容疑者が強い恨みを動機として持っている場合が多いですが、このような逸脱した犯罪をする容疑者においては、一方的な思い込みで犯行に至る要因となっている可能性もあります。 事件の解明には、容疑者が受けた火傷などの治療による回復が必要不可欠です。回復が進まなければ供述を得ることが難しく、事件の全容を把握することが困難となります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解夜のお仕事の方が交際トラブルで殺害されるなどの事件が続いております。今回の交際トラブルがどのようなも…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐々木成三

元刑事部捜査第一課・警部補/一般社団法人スクールポリス理事

22年の警察人生のうち、埼玉県警察本部刑事部捜査第一課で10年間従事し、数々の重要事件捜査本部において被疑者の逮捕、取り調べ、捜査関係者からの情報収集、被害者対策、遺族担当に関わり、多くの経験があります。また、捜査一課においては、デジタルフォレンジック(デジタル証拠)を収集・ 解析するデジタル捜査班⻑として、パソコン、防犯カメラ、スマートフォンの解析を経験しており、サイバー犯罪捜査においても知識を有しています。

関連リンク(外部サイト)

佐々木成三の最近のコメント