解説フランスはグリーンランドで7月から拘束されているポール・ワトソン容疑者の救出運動の拠点となっている。 ワトソン容疑者が創設したシー・シェパードは、ICPOに国際手配されているワトソン容疑者があまりにも過激だとして、中心メンバーが親玉を裏切り、ワトソン容疑者を追い出した。 しかし、フランス支部だけはワトソン派に止まり、ワトソン容疑者を救おうと寄付や書名を集めている。 拘束から3か月がたち、この救出運動の様子がかなり変わってきた。 日本バッシングを行うメッセージが増える一方で、政治家もかなり関与しており、国会議員やEU議会議員も「ワトソンを救え」と旗幟を鮮明にして、訴えている。 ボルドーなどでは「ワトソン容疑者を救え」などと市庁舎に横断幕を掲げるところもある。 一方で、こうした動きに日本政府の主だった動きは見えない。 永田町の「政治空白」がこうした動きを助長させていることは否めない。
コメンテータープロフィール
岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)
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