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サニーカミヤ

サニーカミヤ認証済み

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元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

報告

補足エンジンからの出火原因は、一般的に燃料漏れ、オイル漏れ、電気系統の不具合、排気管からの過熱、 エンジン自体の過負荷等が挙げられるが、これらの予防と対策として、定期的な点検とメンテナンス、冷却システムの整備、防火設備の整備と準備、火災に強い部品・素材の使用、エンジンルームの整理整頓・清掃が徹底されているかがポイントとなる。 ただ、狭くて逃げ場のないエンジンルームから火災が発生すれば、塗料や危険物の燃焼により、数秒で有毒煙が充満してしまうため、閉鎖的な船舶火災環境から、緊急脱出するには、揮発性有機化合物(VOC)や一酸化炭素、硫化水素等のガスをブロックするフィルターと目鼻口や皮膚を熱から保護し、1000℃近くの燃焼ガスを吸わないためのフードが一体型となった防毒・防煙マスク等の呼吸保護具等を着用し、気道熱傷も予防しながら素早く脱出する必要が有るため、安全配慮義務として設置義務化が必要である。

コメンテータープロフィール

サニーカミヤ

元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

防災・危機管理コンサルタント、日本防災教育訓練センターの代表理事 サニー カミヤは、福岡市消防局でレスキュー隊員、救急隊員、消防士として、ニューヨーク州ウェスチェスターで救急隊員として、また、国際消防情報協会企画調査員として、計34カ国、約5000件のさまざまな災害現場(火災、交通事故、水難事故、山岳救助、工場等機械事故救助、特殊施設救助、火山噴火災害など)で消防活動し、人命救助した人数は約1500名以上。台風下の韓国船沈没事故で乗組員4名を救助し、内閣総理大臣表彰も受賞。数々の現場で体験した実際の災害事情や災害地域の特性に応じた経験豊富な内容で防災教育・危機管理講演や防災教育を行っています。

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