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サニーカミヤ

サニーカミヤ認証済み

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元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

報告

提言【実災害に即した訓練が必要】 水難救助活動における溺水者の救助訓練は発生時刻(日中や深夜)や季節(真冬・真夏)、溺水者の人数、意識不明、意識ありのボート上での救命処置(酸素投与、心肺蘇生法)の内容など、指揮隊への報告と搬送の手配、死亡の場合は防水シートによるプライバシーの保護や家族や関係者への心的配慮も具体的な訓練内容に含めるため、訓練企画者の経験知やイメージ力によって、その精度や結果が変わってくる。 また、訓練終了後は幹部の挨拶や激励など形式的なものは必要なく、その時間を振り返りの時間にして、海面、湖面、川面などコンディションが異なる場合のリスクや活動手順の比較や装備の選定、隊員の配置、エントリー&エキジットの方法や場所の決定などを具体的に行うべきだと思う。 新機材のお披露目会で終わってしまうのではなく、滅多にない機会であるため、実践訓練の機会として最大限に生かすべきだと思う。

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コメンテータープロフィール

サニーカミヤ

元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事

防災・危機管理コンサルタント、日本防災教育訓練センターの代表理事 サニー カミヤは、福岡市消防局でレスキュー隊員、救急隊員、消防士として、ニューヨーク州ウェスチェスターで救急隊員として、また、国際消防情報協会企画調査員として、計34カ国、約5000件のさまざまな災害現場(火災、交通事故、水難事故、山岳救助、工場等機械事故救助、特殊施設救助、火山噴火災害など)で消防活動し、人命救助した人数は約1500名以上。台風下の韓国船沈没事故で乗組員4名を救助し、内閣総理大臣表彰も受賞。数々の現場で体験した実際の災害事情や災害地域の特性に応じた経験豊富な内容で防災教育・危機管理講演や防災教育を行っています。

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