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岡本健

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近畿大学 総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授

報告

スタジオジブリの作品は様々な地域、世代にファンがおり、その世界観が味わえるジブリパークはコンテンツツーリズムの目的地として、大人気になるでしょう。 近年でこそ、ジブリ作品の中にも作品の舞台となった場所が明らかにされているものもありますが、スタジオジブリは作品の舞台をはっきりさせないことが多くありました。そのため、「モデルになったと言われる」という地域はあったものの、明確に「ここが舞台」と言われる場所は多くありませんでした。 ジブリパークは、そうした「人びとの記憶に残る作品」にかかわる「現実の場所」を、作品ファンに提供することになります。コンテンツツーリズムは、作品への愛と場所での経験の相互作用が重要になります。作品をより深く楽しめる体験を提供することが大切になると考えられます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 河村鳴紘

    サブカル専門ライター

    少し俗な話になりますが、ジブリパークの建設費の340億円は愛知県が負担。管理会社は中日新聞社とスタジ…続きを読む

  • 河嶌太郎

    ジャーナリスト(アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメ)

    スタジオジブリ作品は様々な舞台「モデル」とされる場所はファンの間で「特定」はされているのですが、ジブ…続きを読む

コメンテータープロフィール

岡本健

近畿大学 総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授

1983年生まれ。専門は、観光社会学、メディア・コンテンツ論。アニメの聖地巡礼やゾンビを中心に、観光とメディア、現代文化、情報社会に関する研究を進めている。VTuber「ゾンビ先生」の中の人でもある。北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻 博士後期課程修了。博士(観光学)。著書に『巡礼ビジネス』(KADOKAWA)、『大学で学ぶゾンビ学』(扶桑社)、『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(法律文化社)、『ゾンビ学』(人文書院)、『ゆるレポ』(人文書院)などがある。

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