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岡本健

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近畿大学 総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授

報告

補足今回、久々にコナンの劇場版を見に行きました。何を言ってもネタバレになりますので、内容については語りませんが、作品として面白いのはもちろん、函館好き、北海道好きにとっても嬉しい映画です(未見の方は是非!) 近年のコンテンツツーリズムでは、地域のことも単に紹介するだけでなく、地元の方が見ても「そうそう!」と納得の行く掘り下げが行われているものが目立ちます。 佐賀県唐津市が舞台の『ゾンビランドサガ』や滋賀県大津市が舞台の『成瀬は天下を取りに行く』なども地域の描写の解像度がかなり高い作品で、充実の聖地巡礼が楽しめます。 一方で、描かれている場所は観光地だけではありません。そうなると観光客の受け入れ体制が整っていない場所もあります。そこに大勢の旅客が訪れると途端に観光公害が発生します。訪れる側は、そのことを意識しながら、作品と地域にリスペクトを持って行動したいですね。

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  • 江口晋太朗

    編集者/リサーチャー/プロデューサー

    見解これまでは、ただ映画やドラマで舞台になれば良かったものが、近年では、作品の舞台になるだけでなく、その…続きを読む

コメンテータープロフィール

岡本健

近畿大学 総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授

1983年生まれ。専門は、観光社会学、メディア・コンテンツ論。アニメの聖地巡礼やゾンビを中心に、観光とメディア、現代文化、情報社会に関する研究を進めている。VTuber「ゾンビ先生」の中の人でもある。北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻 博士後期課程修了。博士(観光学)。著書に『巡礼ビジネス』(KADOKAWA)、『大学で学ぶゾンビ学』(扶桑社)、『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(法律文化社)、『ゾンビ学』(人文書院)、『ゆるレポ』(人文書院)などがある。

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