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岡本孝司

岡本孝司認証済み

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東京大学教授

報告

見解孟子「千万人と雖も我往かん」 為政者は、現在及び将来の国民のために、決断をする必要が迫られます。強い意志をもって、正しい事を推し進める事は、日本の将来のために極めて重要と思います。 安全と安心のうち、安全については、国民の間に理解が深まっていると思います。海水には元々トリチウムなどの放射性物質が含まれている事。ALPS処理水にはトリチウム以外の放射性物質は十分に少ない事を3機関で独立に評価している事。放出後のモニタリングを強化し万一異常があればすぐに止める事。IAEAや原子力規制委員会などによりプロセスの妥当性が確認されている事。などなど。 風評被害は中国などのデマによる攻撃です。国の責任でデマに対する反論と、それでも風評被害が起きた場合のフォローが進められます。 放出後も、政府の強いリーダーシップと、現場の頑張りを期待します。

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コメンテータープロフィール

専門は原子力工学。東京大学大学院工学系研究科原子力専攻教授。東京大学にて、30年以上にわたり原子力安全、原子力熱流動などの研究教育に従事。月刊誌エネルギーレビューに、コラム「原子力何でもQ&A」を10年以上にわたり連載中。

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