補足日本原子力研究開発機構の大洗研究所は、従来から、危ない使用済燃料等の分析を実施してきた研究所です。福島第一原子力発電所から採取された微粒子等の分析も実施してきました。優れた技術を持った研究所です。 わずかな量ですが、顕微鏡のスケールからみると、十分に大きなサンプルです。事故当時の情報がどっさり入っている宝の山です。分析には、半年から1年程度かかります。慎重に分析して、しっかりとデータをとってほしいと思います。 一歩一歩、着実に廃炉が進んでいます。
コメンテータープロフィール
専門は原子力工学。東京大学大学院工学系研究科原子力専攻教授。東京大学にて、30年以上にわたり原子力安全、原子力熱流動などの研究教育に従事。月刊誌エネルギーレビューに、コラム「原子力何でもQ&A」を10年以上にわたり連載中。
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