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大元隆志

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CISOアドバイザー

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解説DDoS攻撃自体は古くから認識されており新しい攻撃ではありません。 では、なぜDDoS攻撃を防ぐことが出来ないのか?と不満に感じるでしょう。 DDoS対策は非常に費用対効果が悪いと考えられているからです。DDoS攻撃そのものは低コストで誰でも仕掛けることが出来ます。一方で守る側は非常にコストがかかるという構図もあり、古くから存在する攻撃ではあるものの、やっかいな攻撃と言えます。 勿論ECサイトのように収益の柱である場合にはDDoS対策もしっかり行われていますが、収益を生み出す部分では無い箇所等の対策は手薄になっていることが実情です。 実際、この一ヶ月程の間に多数の企業が被害にあっているものの、全業務が停止する程の重大事故には発展していません。 DDoS対策がしっかりしている箇所ではなく、手薄になっている箇所を探っているのではないか?そのような不気味な準備段階の攻撃を想起させます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 森井昌克

    神戸大学 名誉教授

    見解必ずしも日本気象協会を狙ったDDoS攻撃ではないという見方もできるでしょう。年末年始からの一連の銀行…続きを読む

コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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