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大元隆志

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CISOアドバイザー

報告

解説JALから本件に関して第四報が公開されました。 第一報ではサイバー攻撃とされており、一部報道ではDDoS攻撃を受けたとして警察に相談したとありましたが、第二報からはサイバー攻撃の文言は削除されており、第四報にもサイバー攻撃の文言はありません。 最新の第四報では「大量データ送付による障害に起因する」とあり、この内容からだとJALの社内から社外に対して大量にデータを送信したと読み取れます。 一般的にDDoS攻撃だった場合には「大量パケットを受信した結果」等とされるかと思いますが、JALの報告では社内からの大量データ送信が原因だとしています。勿論DDoS攻撃を受けた結果、大量にデータが送付された可能性もありますが仮にそうだとした場合には、少々わかりにくい表現になったと言えます。 何れにしても影響の大きかった事故であり、サイバー攻撃だったのか?トラブルだったのか?今後説明が期待されます。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鳥海高太朗

    航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

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コメンテータープロフィール

通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。

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